メディアアート作品の紹介

Fukuoka
Arts and Culture Festival
Media Arts Award

メディアアートとは

コンピューターや電子機器といったデジタルテクノロジーを利用したアートの総称のことで、新たな芸術分野として注目されています。ここでは、ふくおか県芸術文化祭の一環として実施したコンテストの受賞作品をご紹介します!

コンテスト受賞作品

ふくおか県芸術文化祭2024

最優秀賞Grand Award

作品名 西新・夜

西新・夜

T_taraku

テーマはネオ平成レトロです。少女の平成を感じさせるような絵柄にリアル調の背景、自分なりの色使いで他にあまり見ないようなイラストに仕上げました。ほとんどiPadで手描きですが、立体感の確認のため所々3DCGを使用しています。夜に西新商店街を散歩していたとき、商店街の雑多で暖かい雰囲気を表現したいと思い制作しました。

優秀賞Excellence Awards

<日常>, 2024

シュヴォーン

陶芸(土)とビデオを組み合わせたクロスメディアを通じて、新しい視点(映像)から土について語るため、香港のローカルな言葉「土を喰うお化け」をテーマに制作しました。この言葉は、話すのが上手くいかない状況や、発音が聞き取れない状況を表現するために用いられます。土を喰うお化けは、誰からもお供え物がもらえず、その姿を保つために、土からエネルギーを摂取するのです。土を口いっぱいに入れると上手く飲み込むことができず、「あーあー」といった変な声が出ることから、この表現が生まれました。生命の起源を象徴する土に戻ることで、「原始性」と「つながり」の思考を促したいと思い、食用土を食べることで表現しました。
作品は画面の質感を重視し、鑑賞者の視覚をモデルの動きに集中させるため、白黒の無声映像を使用しています。
※本作品では安全に食べられる食用土を使用し、専門指導のもとで行われていますので、模倣しないでください。

作品名 ドラ娘

ドラ娘

ぼんじん

どら息子の娘ver.ってなんだろうと考えていた時に思い浮かんだキャラクターです!どらをドラゴンということにして角と尻尾を生やして、怠け者とは反対の少し活発な感じな女の子にしました。

入賞Finalists' Awards

Magical Doodle

Tar-ya

指先から溢れる光を操り、空中にお絵描き。指揮者のように両手を振ると、描いた絵が命を得たかの様に動き出す…。そんな魔法のようなお絵描き体験を実現するMR/VRアプリです。
パーティクル(大量の粒子を描画する機能)をストロークの通りに高速にアニメーションさせるため、技術的な工夫を行いました。また、魔法的世界観の表現とツール操作音としての役割を両立させるため、専用のサウンドを設計しました。
小さなお子さんや絵が得意でない方でも、指先から溢れ出した光がきらめく様や、それが滑らかにアニメーションする様を眺めるだけで楽しめる作品となっています。本作品をきっかけにMR/VRに親しむ人がさらに増えて欲しいという願いのもと作り上げました。

【作者】Tar-ya

【共同制作者】 辻敦尊(AT-Music代表)

作品名 Happy-Happy Day!

Happy-Happy Day!

フューチャリスタ

「青空の下で、ワクワクをキミと」がテーマです!行き先はいつも気分次第だけど、どこも特別に変わっちゃう、親友同士の福岡でのお出かけをイメージしました。タイトル「Happy-Happy Day!」には、2人のHappyな日という意味を含んでいて、ハイフンは繋がっている2人の絆を表しました。
キャラクターはVRoid Studioで作成、名所の写真は自分で撮影したものをPhotoshopで加工、枠などはIllustratorで作成しました。キャラクターは秋などの楽しいお出かけ日和の時に着ていくような、可愛らしい洋服を選んでいます。写真は、キャラクターと合うようにアニメ調に加工しています。

作品名 Fukuoka×COFFEE

Fukuoka×COFFEE

CHIHIRO

福岡はコーヒーの街のイメージがあるので、POPなコーヒーモチーフのキャラクターたちと、福岡の若者をイメージした女の子を組み合わせました。
作品はiPadで制作しており、コーヒーの茶色をPOPに引き立たせるビビットなピンクを模索しながら描きました。 私自身、福岡でバリスタとして働く中で、福岡の街のコーヒーカルチャーの溶け込み方が好きで、その雰囲気を表現できるような作品を制作したいと思い、描きあげました。